最終間取りを公開。一条工務店平屋の間取り
こんにちは。
これまで細かな間取りの拘りを書かせて頂きました。
今回は建物完成前の間取り紹介の最後になると思いますが、全体の間取りを書かせて頂きます。
各ご家庭で優先すべき事は違いますし、生活にあった間取りは異なります。
それでも参考になる事があればいいなと思います。
拘った点
それぞれの間取りを紹介させて頂いた際にも書きましたが、まとめておきたいと思います。
○キッチンはアイランドとし、動線は回遊出来る事。
○とにかくリビングは快適にする。
○断熱性は大事だが窓をしっかり取って明るくしたい。
○出来る限り開き窓にする。
○玄関はなるべく広くしたい。
こんなところでしょうか。
設計士さんの出してくれた間取りに我が家の希望を加え提案し変更して作った間取りとなります。
このような間取りになりました。
見にくくてすみません。
窓
窓は掃き出しとfix以外は開きにしています。
断熱の面を考慮しているのはもちろんですが、開き窓は他の呼び名で"ウィンドキャッチャー"と呼ばれます。
文字通り風を引き込む量が引き違い窓とは異なります。
引き違い窓との採風量の違いは8倍とも言われています。
窓を開ける時は風を入れたい時に開けるであろうと思い開き窓を採用しました。
平日の出勤や帰宅時の動線(青)は家族でそれ程変わりません。(下の写真)
帰宅して、荷物をおき、手洗い、着替えの流れです。
最も譲れない動線は玄関から洗面に最短で入ること。
これはスポーツをする子供たちの動きで、まさか汚いユニホームを着たままリビングを経由することは出来ません。
汚れが酷い時は勝手口に回り、直で風呂にはいる動線(茶色)も考慮しています。
また外で泥を落とせるように勝手口に立水栓も設置しています。
この間取りの最も気になるところは、玄関から入ってダイニングに入るという来客者の動線(黄色)になります。
間取りの多くは来客者をリビングにまず誘導します。
しかし我が家の場合、土地の形や動線、採光を優先するために、どうしても玄関横にリビングを持って来る事が出来ませんでした。
では、我が家に来て、且つリビングに上がるのはどんな来客だろうと考える必要がありました。
今は一条の営業さんや銀行ですか?(笑)
真面目な話そのほとんどが身内か、かなり気心の知れた友人です(ママ友の関係は分かりませんが)。
特に家に来る上司や部下がいるわけではないですし、大概ね玄関で事足ります。
それよりも日々の生活のし易さの方が大事という事で、ダイニングに入るこの間取りで落ち着きました。
トイレと洗面の関係など来客者の為の配慮はしていません。
トイレ
トイレに関して少し触れておこうと思います。
ここに拘りを見せたのは妻です。
どうしても2個欲しいという事でした。
家でトイレが空くのを待つというのを私自身はそれ程無かった為、何度も必要かを確認しましたが、やはり必要との事でした。
また自動開閉出来るタイプに変えております。
こちらも結構なオプション料金がかかっていますが、開け放つ男性陣に我慢ならないのかもしれませんね(笑)
私がトイレに拘ったのは少し変化を加える為に目一杯横長のFIX窓をつけてみました。
空を眺めながら事を済ませる事ができます。
……ほんとは大した意味はないです。縦長のfixとかでもオシャレでいいのですが、引き違いや開き窓にする理由もなかったので。
壁紙は完全に設計士さんが雰囲気を作っております。
一つは暗めの床とクロスで、落ち着いて感じに、一つは和の雰囲気を出しています。
カウンターのような部分をはずしたりしております。
本当は手摺も外したいようでしたが、妻の反対がありました。
完成が楽しみな空間のひとつですね。
間取りに期待する事
我が家の間取りを見て頂きましたが、いかがでしょう。
形や窓の大きさや数、はっきりというと、省エネには向いていません。
凹凸のある外観は外壁を増やし、外気温の影響を受けやすい。
耐震的にも不利です。
窓もなるべく小さくして、外気の影響が受けにくい方が省エネとなります。
しかし我が家の場合はそれに近づけるよりも家族の満足に近づける方が遥かに大事だと思っています。
もちろん皆さんの家も同様であるとは思いません。
省エネな間取りにする事によって、どれ程経済的負担が軽減するかはわかりません。
しかし、家事や日々のストレスを軽減することの方が健康的で、経済的だと思っています。
我が家では良くあることなのですが、
子供たちが何気無く置いてしまうランドセル。
疲れて帰ってきた親は毎日のように片付けるように促します。
テレビに夢中だった子供も渋々片付ける。
そんなプチストレスが色んな事に広がってしまいます。
子供に脱ぎ散らかされた衣類に苛立つ事もあります。
そういう親だって洗濯物を山積みしていたりします。
たたんだ洗濯物を部屋へ持っていくように何度も言う事もあります。
我が家だけのことかもしれませんが、上記のようなささいなことも日々繰り返されており、電気代を安くするよりも、子供が叱られない方が良い。
妻が疲れていれば惣菜や外食もふえますから、ストレスが軽減し、家事が遅くまでかからない事だって経済的メリットがあると思いました。
我が家にとってそれが理想の間取りと考え私なりに出した結果です。
ismartにした時点で省エネや快適さへの投資は他の家に比べてしたと思っています。
エアコンの位置もなるべく各居室にいきわたるようにしましたが、さらぽかが無ければ、やはり玄関や洗面スペースにもう一台必要なのではと思います。
今後電力会社の見直しや日射の遮断など私が出来る省エネ努力は惜しまないつもりです。
とはいえどちらも叶える間取りが理想的ですよね。
みなさんは是非そう言った間取りを作ってくださいね。
参考になりましたでしょうか?
それではまた。